ホームドクター・プライマリケア・在宅医療支援|東広島市高屋町大畠にあるファミリークリニック 森のくまさん
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院長ご挨拶

  • よくあるご質問

よくあるご質問

子どもが転んで頭を打ってしまいました!
まず、落ち着いてお子さんを観察してみてください。通常、脳に異常が起こった場合には発熱、吐き気、意識消失、受傷30分以上前の記憶消失、痙攣などの症状が見られます。しばらくして痛みが治まり、何も症状が見られない場合はあまり心配しなくても良いでしょう。
子どもの高熱に解熱剤は飲ませるべきでしょうか?

小児科では、お子さんの年齢や体重から考えて、適切な量の解熱頓服薬を処方しています。
一日の制限回数を超えなければ、病院で処方された解熱剤を飲ませることは問題がありません。

熱が高いとしんどいですよね。これが体力を落とすもとになってしまいます。 熱のせいで食欲がない、眠れないのであれば、必要に応じて解熱剤を飲ませてあげてください。
逆に、少しくらい熱が高くても元気に遊んでいるようなお子さんであれば、必ずしも解熱剤を飲ませる必要はありません。 食事で栄養を摂取し、よく眠ることで身体は自然に回復していきます。

夜眠れなくて困っています・・・

眠れないのは何かの原因があって眠れない(鬱など)のか、あるいは寝ているが眠りが浅くて寝た気がしない(睡眠時無呼吸症候群など)のか、 などそれぞれで解決すべき問題がちがいます。

どんな病気であっても、病気本来の原因を取り除かないと、症状を改善することは出来ません。当院ではまず、患者さんにはお困りの症状を詳しくお聞きし、原因を探ります。そして、患者さんがお困りの症状を少しでも軽く出来るよう最適な治療方針を立てていきます。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間にイビキが多いことから見つかることがあります。当院では検査機械をお貸しして、自宅で検査ができるようにして診断しております。一方、特定の原因がない不眠症として、年齢によるものもあります。
人は年齢を重ねると少しずつ眠りが浅くなることが多いようです(逆に、子どもは少し揺さぶったくらいでは目を覚まさないほど深く眠れます)。このような生理的な不眠症は心配はいりません。

眠れないことが苦痛に感じられるようであれば、規則正しい生活や適度な運動を行うなど、毎日の生活を工夫してみるのも良いでしょうし、睡眠リズムを戻す意味でお薬を使う方法もあります。

何となく体調が悪い気がします・・・(不定愁訴)

調子が悪いがどこが悪いか分からない。どの診療科にかかったらよいか分からない、ということはありませんか。
「何となく調子が悪い」が1か月以上続くときには何か病気が隠れている可能性もあります。
今は、血液検査をすれば大半の病気を調べることができます。貧血や内臓の病気、甲状腺機能障害のような内分泌系の乱れなどがないか、血液検査で不調の原因を特定します。そして原因が見つかれば、これらの症状を改善するために治療を開始します。

しかし、検査してもどこにも原因がないのに 体の調子が悪いというときは、心因的な問題も疑ってみる必要がありそうです。鬱や不安症などであれば、必要に応じて投薬治療を行いますが、「病気ではない」と確認できて安心すれば症状が消えたという方もあります。
まずは、不安を取り除くことが一番。そのためにも、何か心配事があるときは気軽に相談できるホームドクターがいると安心です。
頭痛がします。心配な頭痛とはどんなものですか?

頭痛にも色々な種類があります。
一過性のものなのか、あるいは昔から継続的に持っている頭痛なのか。痛みの種類はガンガンするのか、ジクジク痛むのか、電気が走るような痛みなのか。
動くと痛みが増すか、動くと気が紛れるのか、などの違いがあります。
専門の医師に具体的な症状を説明してください。あなたのライフスタイルにあった治療方針をたてましょう。

急性の頭痛のうちでも「これまで経験したことのないような激しい痛み」の時は、くも膜下出血など命にかかわる重い病気の場合がありますので、すぐに脳の専門医の診察を受けてください。
慢性の頭痛でも、ひどい場合には日常生活に影響します。頭痛外来で頭痛の種類を正しく診断し、あなたの頭痛に合ったお薬を使う処方してもらうことで日常生活が随分ラクになるものです。

慢性の頭痛

命には別条はありませんが、痛みの程度によっては日常生活に支障をきたすものです。

緊張型頭痛
締め付けられるような痛みを頭全体あるいは後頭部に感じることが多く、朝から晩まで続く鈍い痛みが30分~7日間ほど続きます。また、頚部のコリや張り感、フワフワする浮遊感などを感じることもあります。長時間の同じ姿勢や極度の緊張を強いられるような職業、ストレスを抱える人間関係、生活サイクルの不安定、などが要因となります。

群発頭痛
ある期間に集中して、片目の奥に起こるもので、七転八倒するほどのたまらない痛さです。男性に多いのも特徴です。

片頭痛
比較的若い女性に多くみられます。脈打つような痛みがあり、ひどい時には吐き気や嘔吐をともないます。音や光に敏感になったりもします。 体を動かすことで頭痛が激しくなります。こうした強い痛みが毎日続くのではなく数時間から2~3日程度続き、 こうした症状が発作的に起こります。

何か特定できる原因がある頭痛

脳の病気で起こる頭痛があります。そういった重い病気でないかと心配な方、または意識や体の動きまで異常があるときは受診をお勧めします。

くも膜下出血
脳動脈にできた動脈瘤の破裂が原因で生じますが、頭部の外傷によっても起こります。短い間に意識を失ったり、吐き気やめまいを伴うことがあります。「これまで経験したことがない頭痛」が最初に起きることが多いです。

脳出血・脳梗塞
頭痛とともに、「片側の腕や脚に力が入らない」「視界の半分が見えにくい」「会話が困難になる」「バランスがとれず転倒する」「片側の腕や脚がしびれる」などの症状が突然生じることがあります。

脳腫瘍
頭蓋内のでき物によりしばしば頭痛が生じます。頭痛は時間とともにより頻繁に起こるようになり、最終的には常に持続するようになります。

髄膜炎
風邪などが原因で脳に感染を起こしたもので、発熱や嘔吐を伴います。

いままでに経験したことがないような強い頭痛の場合には、重大な病気によるものがありますので、専門医への受診をお勧めします。専門医では必要に応じてCTやMRIなどの検査を行います。早い段階で病気が特定できれば治療も可能です。

うつ病に投薬治療以外の方法はありますか?

うつ病になると、気分が落ち込み何もやる気がしないというような精神症状があらわれる病気です。
現在は、内服薬を使った治療が中心となっています。落ち着いて治療すれば少しずつ良くなる病気ですので、専門医と相談しながら治療を進めていきましょう。

ただ、うつ病は再燃、再発が起こりやすい病気でもあります。
当院には厚生労働省認知行動療法研修ワークショップ修了の認定医師がおります。
うつ病治療に一定の効果を上げるものとして、健康保険が適用される治療法です。毎週通院が可能な方なら、投薬以外の有効な治療方法です。

認知行動療法とは
認知(ものの考え方)に働きかけ、気持ちを楽にする心理療法の一種です。
うつ病になると悲観的なものの考え方になり、認知が歪んだ状態が起こります。認知行動療法では、ストレスを感じた時や気持ちが動揺したときに自分の中に起こる認知に目を向け、現実的な思考に近づけるようバランスを取る作業を繰り返していきます。
患者さん特有の認知の歪みを修正し、現実の世の中をうまく生きられるようにするのがこの心理療法の狙いです。

物忘れがひどく、認知症が心配です・・・

物忘れと言っても、正常な「ど忘れ」によるものなのか、認知症を疑うものなのか判断が必要です。
出かけた先で道に迷ったり、これまでと違う行動(例えば、一日中同じことをずっと繰り返している等)が見られたり、性格が変わったように感じたり、あるいは、見えないものを見えているように話したり(幻覚)するときも認知症を疑う必要があります。

認知症を診断するにはCTやMRIで脳の状態を確認するのが確実ですが、そこまでしなくても面談や聞き取りなどから認知症と診断できる場合もあります。気になることがあれば専門医に相談してください。

認知症を発症すると完治はありません。ただ、治療により症状の進行を遅らせることが出来るようになってきました。また認知症に伴うさまざまな困った症状(周辺症状といいます)に対する方法も必要な場合もあります。
認知症と診断されたら、長期的な治療方針や将来について専門医と一緒に考えてみることをお勧めします。

通院が困難なのですが、在宅医療を受けられますか?

当クリニックでは、通院困難な方のために往診も行っています。
自宅で療養される方は、訪問介護や在宅医療のシステムをうまく活用してください。往診では診察、処置、投薬治療や注射などを行っています。高齢で寝たきりの方、遠方のためクリニックへの来院が困難な方は、お気軽に往診をお申し付けください。

※往診可能エリアは高屋を中心とする東広島市内です。
出来る限りご相談に応じます。

手がふるえるのは病気でしょうか?

手が勝手にふるえることを振戦(しんせん)といいます。緊張すれば誰でも手がふるえることはありますが、始終見られる場合は病的なものも考えられます。
甲状腺からの過剰なホルモン分泌によるものや、アルコール多飲などによる体の病気によるもの、本態性振戦やパーキンソン病といった脳の病気で起きることもあります。
病気を特定すれば症状の改善にもつながります。治療方針を立てるために専門医と一緒に考えてみることが大切ですね。

腰痛に悩まされています・・・

一度変形した骨は元には戻りません。その観点から申し上げますと、完全に元通りになることはないと言えます。(もと通りに戻すためには外科手術が必要です)
腰痛は骨自体に由来するものだけではなく、その周辺が炎症を起こしていることが原因のことが多いようです。この場合は炎症を抑えたり、炎症が治まると痛みもなくなったりします。

腰痛の治療で最も大切なことは、痛みのない日常生活を送ることです。完治が難しいものだからこそ、痛みのない日常を目指すのが最適な治療だと考えます。
当クリニックでは、腰痛に対しては、内服薬・注射・点滴による消炎鎮痛だけでなく、マイクロ波・赤外線・干渉低周波治療器など機械を使った治療とともに、カイロプラクターにより人の手による治療を行っています。

「ボツリヌス療法」とはどのようなものですか?

当院では、痙攣(けいれん)や痙縮(けいしゅく)などに対し、ボツリヌス療法を行っています。
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)を筋肉に注射する治療法です。ボツリヌス毒素は筋の攣縮および緊張を改善したり、発汗を抑制する作用があります。投与後およそ1~2週間以内に効果が安定し、数ヵ月間持続します。

痙縮(けいしゅく)
脳卒中で手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。
ボツリヌス療法を行うことで筋肉の緊張を緩め、衣服の着脱を容易にしたり、リハビリの障害となる痙縮や痛みを改善することができます。介護の負担も軽減されます。

眼瞼・顔面痙攣(けいれん)
顔や目のまわりが、ぴくぴく動く病気です。痙攣の回数が多いと、日常生活に支障をきたします。ボツリヌス療法により筋肉の緊張によっておこる痙攣を抑える治療法です。

腋窩多汗症(えきかたかんしょう)
多汗症の中でワキの汗が多いものをいいます。特別な原因がないのに汗が多量の場合に治療の対象となります。

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